スカイくんの長い3日間-第三夜

三日目の朝、犬の散歩などを終わらせ5時すぎに自宅を出発。

既に首都高は渋滞。
6時前に都内を抜ければ大丈夫だろう、なんて甘かったです。

こうしている間にスカイはどんどん衰弱しているだろうに…。

現地のICを下りたところで、朝7時。代表から目撃情報の電話が。
希望者様に情報連携し、急行して頂くようにお願いをしました。
それから安全運転で今までの人生の中で一番かっとばし、
連日の捜索で道も覚えているので、ナビの案内を無視して
一番早いであろう道をグングン進みました。

でも、今回もまた、そこにはいなくて・・・。
ちなみに希望者様より早く着いて・・・。

車を広めの道路に止めて探していたら、
近隣の方がご自宅の駐車スペースを貸してくださいました。

それから自転車を出し、
また聞き込みしながら探して。
既にお尻は痛いし、足は筋肉痛。
でも進むしか無くて。
一軒家は裏に隠れているかもしれないので、
情報を頂いた家の並びは飛び込みで「ピンポーン」と訪問です。
連日のメンバー+希望者様の聞き込みのお陰で、顛末をご存じの方が多く、
みなさん快く対応してくださいました。

でも見つからず。
目撃情報も無く。

体育会(ライフセービング)出身理系のおかださん、立ち止まって考えました。
理系とはいえ、実のところ、頭の中の9割は筋肉です。

☆これだけ人が歩いている時間帯に目撃情報がない。
⇒人目に着かない場所にいるに違いない。

スカイが目撃された場所を起点に、全ての路地、住宅の裏の人が入らないであろう道を全て歩きました。
何度も何度も。犬は動くからね、一度見た場所に、今度はいるかも…。
住宅の裏は許可を頂いた上で入り、塀に上って、その裏側まで。
崖のような土手のような?そんなところも上って降りて。
靴は既に泥んこ。
柵もどれだけ上ったことか。
やんちゃなクソガキ時代を過ごしていたことが役に立ちました・・・。

そしてついに・・・。

発見!!!
目の前にスカイ!!!

ぎゃー、いたーっ!!

と心の中で叫び、

「てか、何やってんのあんた」

っと声に出してボヤいたことはヒミツです。
どこから入ったの?と突っ込みたくなるような柵の裏側の土手のような土が盛られた場所、私が登った場所はスカイは登れないと思うので、他の場所からそこに入ったと思うけれど…。

目の前にポカポカと陽があたる場所で日向ぼっこしているデワワ。

油断してはなりません。
何せ相手はチワワです。
私のことを忘れている可能性もあります。
昨日は散々逃げ回っていた犬です。

スカイ、と控えめに呼んでみましたが、
あらら、スカイくん震えてます・・・。

まーまーまー、チワワなのでね・・・。
想定内。忘れてる、私のこと。

保健所で代表のラブレイさんがスカイ達を出したときのことを想い出し、
「ラブレイさん降りて来い!!!」っと祈ってみるも、降りてくるわけもなく。

きっとその足元にも及ばぬテクニックで、
ジワリ、ジワリと近づき、

どーしよー、手を伸ばすか、スリップかけるか・・・。
迷ったけれども、スリップをかけることに。

「エルダッド降りて来い!!!」と祈るも降りて来るわけがないので、
とにかく慎重に、半分見よう見真似ですよ、
スカイにスリップリードを確認させながら、そーっと掛けました。
※エルダッド  捕獲の神?とかだそうです。
http://matome.naver.jp/odai/2140767565699906901

大体朝10時頃、スカイはその場から一歩も動くことが無く、捕まりました。
エルダッド、ありがとう。

あー、やっとだよー、
早く見つけてあげられなくてごめんねー、
と思ったら涙が止まるわけもなく。

ワンドクメンバーと希望者様に連絡し、
情報提供の連絡をくださった方に挨拶し、
駐車場を貸してくださった方に挨拶し、
スカイと共に戻ってきました。

みんなの聞き込みが、
みんなが配ってくれたチラシが、
スカイの命を繋いでくれました。

スカイを車のバリケンに入れたらホッとしてしまって、
自転車を忘れて帰ろうとしたことはヒミツです。

帰りの車では号泣です。
うるる、なんてものではなく、
オェーッ、ヒックヒック、のレベルです。
子供の時以来です、というか物心ついてからは無いです、そんなこと。

すぐに病院へヘルスチェックに行って、
無傷、異常がないことを確認。
飲まず食わずだったはずの3日間、脱水にも栄養失調にもなっておらず、デワワ恐るべし。

3日間放浪していますので、一応他の犬と一週間の隔離生活をし、
便検査を3回して特に問題も出ず、現在に至る・・・。という感じ。

久しぶりに戻ってきたスカイは、自宅に着いたら私のことを思い出したようでした・・・。
元気そのもの、でした。

スカイ、生きていてくれてありがとう。
頑張ったね。
車に引かれず、知らないひとについて行かず、本当に頑張ったね。

現地捜索に参加し、又は最終日に向かってくれていたワンドクスタッフは、私が把握しているだけでものべ17名。
近所の方々にも、トライアル先の希望者様にも多大なご協力を頂きました。
現れたのは私の目の前ではなく、
皆さんの目の前だった、と、
ワンドクで良かった…。

一歩間違っていたら、スカイはここにいません。。。

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■三日目のポイント

・やはり自転車は最強

・筋肉だけでは犬は捕まらない、
 考える時間も必要

・放浪した犬はしばらく隔離、寄生虫検査が必要

・チワワ免許保有犬は一週間も経てば、
  預かりのことを忘れることがある。

・レボリューションを持参したので滴下した
   →明らかに元気だったのでうったけれども、ヘルスチェックの後でも良かったかもしれない

・リードを着けていたとしても、ボロボロになっている可能性も有る。
 なのでそれを掴むのはリスクがあるかもしれない。
 状況にもよるけれども。

—最終夜に続く
   (どうして事故が起きたのか、どうするべきだったのかを考察)