スカイくんの長い3日間-最終夜

では何故スカイは逃走したのでしょうか。

■事象

スカイ逃走

■何故

走り出してしまったから

■何故の何故

怖かったから

■何故の何故の何故

追われたから

■何故の何故の何故の何故

怖くて抱っこから飛び出した場所が、
知らない土地、知らない人ばかりで、
パニックだった

■何故の何故の何故の何故の何故

多頭崩壊の家で育ち、保健所に持ち込まれた。
外を知らずに育った典型的な経験不足に加え、根っこの部分のビビりな性格。

スカイは通常、とても穏やかなコで、
譲渡会の場でもスタッフに対しても犬に対してもフレンドリー。
私が場を離れても、落ち着いていられます。
ただ、どうしてもビビりではあり、そこは意識して、出来るだけスカイが怖がるもの、新しい物への対応力をつけることを意識して育てています。
お散歩大好き、外で知らない人に会っても、平常心とはいきませんが、まあまあです。

そのスカイの逃走です。
リードを離してしまったから、というのは勿論理由の一つではあります。
この部分は私にはナゼナゼ出来ませんし。
でも、私はそれは真の原因では無いと思います。

また、絶対にリードを放さない。
言葉で言うのは簡単です。
でも100%それが出来るのは特殊能力を持っている方だと思います。

ハインリッヒの法則

300のヒヤリとすることがあれば、
29の軽微な事故があり、
1件の重大事故があります。

日常生活の中では、誰もがヒヤリとする経験をしているのではないでしょうか。
勿論私も。
ヒヤリがあれば、重大事故があります。
だから、ヒヤリとすることを減らすこと、
ヒヤリの理由をより深く解析し、繰り返さないことに取組み、
そこで重大事故を減らすことが出来るそうです。

だから「なんでリードを放したんだ!」と鼻息荒くしている方々には申し訳ありませんが、なかなか難しいことだとご理解頂けたら…。なぁと。

誰にでも駆け寄ってくるような、
パニックを起こさないようなコなら、
リードが一瞬離れても、追いかけたら尻尾振って待ってるかもしれません。
または本当に物怖じしないコなら、飛び降りてから元気に走り出してしまうかもしれませんが、
見えなくなる前に動作はゆっくりになるでしょう。

このスカイのビビりの部分をキッチリ把握し、逃げたら捕まらない、と認識するべきでした。

普段あんなに温厚でご機嫌なスカイ。
ビビって後ろに下がるとか、暴走して首輪が抜けるとか、そんなこととは無縁でした。

なので、スカイがこのようになる、
ということは、同じ場面で同じことになる可能性がある犬は、
意外と多いのではないかと思ってます。

リードを絶対に何があっても手から離れないようにするのは無理だと思います。
今回のケースではダブルリードにしたところで無駄でしょう。

物理的な対策が必要でした。
ダブルにして、片方を肩かけにする、又はカラビナをつけてズボンにつける、などの物理的に離れないようにする措置をするべきだったのでしょう。

希望者様のご自宅は、スカイが脱走しないように、掃き出し窓には立てるタイプの柵、玄関にはゲートを設置して頂いていました。
スカイが安全に暮らせるように、と、
サークルには手作りの屋根を着けて下さっていました。
自宅からは脱走はほぼほぼ不可能な状態でした。

なので、私がもっとスカイの性格をキッチリ把握していて、
外に出る前に身体にリードを着けるようにお願いしていたら、
このような事故にはなりませんでした。

スカイごめんね、本当にごめんね…。

スカイは何も悪くない。
物理的な対策さえしてしまえば、
こんなことにはならなかったよね。

今でも変わらず、
うちの預かり犬の中では、断トツで手がかからない、優しく穏やかで、お散歩が好きな可愛いワンコです。
未来のパパとママには、スカイとの信頼関係がしっかり出来るまでの間、
肩掛けやカラビナを使って、離れないような工夫をお願い出来れば、
安心してお散歩出来ると思います。
「気をつけなくっちゃ」と緊張するよりも、物理的な対策をしてしまえば安心です。
現状、私がリードを放してしまったとしても、逃走するようなコではないので、
ずっと必要と言うわけではないはずです。

私も今後、一層気を引き締めて、肩掛けリードを使ってのお散歩練習をしつつ、
本当の家族が見つかるまでの間、
大切にお預かりしたいと思います。

可愛い可愛いスカイの、
Cuteな角度は横顔ですドキドキ

仕事が無い時に逃走したのは
狙ったのかい?